村上の取り組み

町屋の人形さま巡り−毎年3月1日〜4月3日−

城下町村上、その町屋には代々受け継がれて来た人形があります。どの人形も家の思い出と願いが込められた大切な「人形さま」どうぞごゆっくりお楽しみください。

町屋の人形さま巡りが起こるきっかけと経緯

平成10年夏、村上町屋商人(あきんど)会を結成し、町屋の中を公開する取組みを開始しました。和菓子、鮭珍味、地酒、郷土料理、染物、工芸品など22軒の商店で構成され、村上の活性化の突破口を開かんと活動を開始したのです。その努力もあり、結成後一年経った頃にはマップを片手に村上の町を歩く人の姿が見かけられるようになりました。しかし、そんな新しい風を吹かせたものの吉川が描いているレベルにはまだまだ至っていませんでした。
ある時期に、活性化の起爆剤となるような取り組みができないかと模索し続け、立ち上げたのが「町屋の人形さま巡り」です。3月、町屋の中に、その家に伝わる雛人形はじめ武者人形、土人形、市松人形などさまざま人形さまを展示披露するというものです。60軒もの町屋で生活空間に展示された家伝の人形さまを無料で見学してもらうこの取組みは、話題が話題を呼び口コミでも急激に広まり、第一回目から3万人もの集客に成功し、一億円の経済効果がありました。

【写真】町屋の人形さま巡りの模様吉川にとって「町屋の人形さま巡り」を絶対成功させる必要があり、まさに背水の陣で臨んだ一大勝負でした。こうして全身全霊を傾け仕掛けた「町屋と人形さまの町おこし」は、やがて全国的に知れ渡り今では10万人にも及ぶ観光客が全国から訪れるようになりました。

町屋の人形さま巡りのみどころ

村上の一番の観光資源となり得る「町屋」にもっと光を当て、村上の活性化の起爆剤になるような催しをと立ち上げたのが、この「町屋の人形さま巡り」です。平成12年に第1回目を開催して以来、毎年、観光客は3万、5万、7万・・・と増えています。

店先ではなく、生活空間である茶の間に家伝の人形さまを飾り、大半の参加店が家の人が出てきて説明してくれるこの催しは、参加総数70軒あまりで、すべて見学無料で開催されています。マップ片手に村上の生活のたたずまいをご覧になりながら、地元の人とのふれあいを楽しみつつ巡ってみられてはいかがでしょう。ここには旅の原点があると、大勢の方に喜ばれています。
お雛様はじめ、お殿様からの拝領品の大名行列のお人形に武者人形、三福神、ウルトラマンにペコちゃん人形、ウズベキスタンの土人形と様々で、また村上の町屋の奥の深さにも驚かれるはずです。

*味匠喜っ川「町屋の人形さま巡り」のご紹介

町屋の人形さま巡りの波及効果

【写真】SL「村上ひな街道号」この町屋の人形さま巡りは、経済効果以外にも、様々な波及効果をもたらしました。来訪者へのお人形の説明は、毎年各お宅のお年寄りが活躍します。丁寧な説明が来訪者に喜ばれ、またお年寄りが元気になったという声が多く聞かれました。平成14年の第3回町屋の人形さま巡りのオープニングを記念して、SL村上ひな街道号が運行されました。これを期に、JR東日本との連携ができてきています。平成16年にはウズベキスタンの閣僚とかの地で著名な彫刻家夫妻が訪ねて来られたり、平成17年には初めて台湾、韓国からツアー客が見学に訪れました。
ちらほらと外国人客の姿が見られますが、みなさん町屋の建築、箱階段やいろり、仏壇・神棚と日本らしさを、そして村上人の人情にふれて、三々五々、日本的情趣を堪能されているようです。

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